(パ・リーグ、西武7-1楽天、20回戦、西武11勝9敗、25日、西武ドーム)3位楽天の先発田中は、初回に西武・中村から2ラン、四回にもG・G・佐藤から2ランを浴びるなどして6回5失点で降板、今季6敗を喫した。勝てばCS進出マジックが再点灯するはずだった楽天が敗れ、4位西武との差は2ゲームと縮まった。
ア然、ボー然。まさかの2被弾だ。大事な西武3連戦の初戦を任された田中が、中村、G・G・佐藤にそれぞれ2ランを許し、四回までに4点を失ってしまった。 「上位打線に打たせないことですね。そうすれば相手も流れを作れないでしょうから」と好調の西武打線への対策を話していた田中。前日24日のブルペン投球では、山田バッテリーコーチと中村への攻め方も話し合っていたが、それでも悪夢は訪れた。 一回、わずか3球で二死を奪いながら、中島に四球を与えてしまう。そして中村。カウント2-0と追い込んでから、146キロ直球が真ん中に入ってしまった。鋭い打球は右翼席へ。完全な失投だ。四回にG・G・佐藤に浴びたバックスクリーンへの2ランも、スライダーが高めに浮く失投。らしくない投球内容になってしまった。 「2本も本塁打を打たれちゃ言うことないよ。リズムが悪い。もともとリズムのいい投手じゃないけど、気持ちが入っていない感じがする」と佐藤投手コーチの表情も険しい。西武に3ゲーム差をつけている楽天にとって、この3連戦は1勝2敗でOKだが、その1勝を期待した田中がこの内容では、チームのムードにも影響しかねない。 「こっちは3つ負けなければいい立場だが、それが難しいんだよ。マー君にすべてを託すしかない」と期待を込めていたノムさんも、ベンチであきれ顔。西武3連戦、ソフトバンク4連戦、西武2連戦と続く正念場ロードは、苦しい幕開けとなってしまった。